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Case

THP認定衛生士による症例

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当医院には9名の歯科衛生士が
在籍しています。
内4名が、歯周病治療の
高いスキルと知識を身につけた
THP認定の歯科衛生士です。

担当:黒木

Case 1

根分岐部病変を
伴う慢性歯周炎

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症例

患者様情報

患者
H・Nさん 男性 54歳 
営業マン
主訴
  • 前歯部に入れ歯を入れてるが、合っていない為作り直したい
    自分に合った良い入れ歯があれば紹介してほしい
  • 定期的に他院でメンテナンスを受けているが、
    歯周病も気になるので一度検査をしたい
既往歴
初診日から精密検査を受けるまでの間に原因不明の黄疸
肝機能異常のため検査中
歯科的既往歴
前歯欠損部には他院にて2回部分床義歯製作
右下7(下顎右側第2大臼歯)、左下7(下顎左側第2大臼歯)は抜歯したが、抜歯理由については不明
定期的にメンテナンスを受けている
喫煙歴
7年前に禁煙

診断と治療計画

  • *

    治療前の口腔内写真

  • 歯根が割れている抜歯適応の歯

    治療前のレントゲン写真

診断
慢性歯周炎、根面カリエス
治療計画:THP8回コース(SRP6回)
  • THP8回コース(SRP6回)
  • 除菌後、カリエス治療を行う
    1)左上4(上顎左側第1小臼歯)と左上6(上顎左側第1大臼歯)はカリエスのため、セラミックインレーに変える。
    2)右上1(上顎右側中切歯)と左上5(上顎左側第2小臼歯)はCR充填 
  • デンチャー(入れ歯)の作製を行う
    左上1(上顎左側中切歯)は保険のデンチャーをノンメタルクラスプデンチャーに変える

治療の結果

審美性

  • 初診時 悪玉細菌優位

    入れ歯のバネが金属のため、見た目があまり良くない状態

  • 治療後 善玉細菌優位

    金属のバネがなくなって見た目が良くなり、患者様も大変お気に入り!

歯周組織精密検査表の改善

  • 20190325
    • PCR(磨き残し):54.3%
    • BOP(出血):5.1%
    • 4~6mm(歯周ポケットの深さ):7.2%

    色がついてる箇所が多くカラフルなほど症状が悪く、磨き残し、出血、排膿、深い歯周ポケット、歯の動揺が見られます。

  • 20190717
    • PCR(磨き残し):26.1%
    • BOP(出血):0%
    • 4~6mm(歯周ポケットの深さ):6.5%

    磨き残し、出血、歯周ポケットの深さ共に数値が下がり、カラフルから良い状態を示すモノトーンに変化したことで歯周組織が改善されたことが解ります。

オーラルクロマ比較による
口腔内細菌の産生する
悪臭ガス(口臭)の低減

  • 初診時
  • 治療後

もともと口臭は少なかったが、細菌が産生する口臭ガスの硫化水素の発生が治療後更に減少しました。

硫化水素:舌や口腔内の汚れに関係、メチルメルカプタン:歯周病や虫歯に関係、ジメチルサルファイド:消化器系の内臓の臭いや服用薬に関係

位相差顕微鏡像の改善
(細菌レベルの改善)

  • 初診時 悪玉細菌優位

    らせん菌が多く、活動性が高い状態です。

  • 治療後 善玉細菌優位

    らせん菌が激減して活動性も低く状態です。

遺伝子検査リアルタイムPCR法の改善(遺伝子レベルの改善)

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重度の歯周病の原因となる3菌種(P.g菌・T.d菌・T.f菌)のレッドコンプレックス合計が基準値を大幅に超えていましたが、治療後の合計値が0になり激減して基準値以内に治まりました。F.n菌のみ基準値以上残ったため3DSトレーを継続し、自費メンテナンスで経過を見ていくことに。

レッドコンプレックスとは

歯周病菌極悪3菌種レッドコンプレックス

重度の歯周病に影響があると言われている歯周病極悪3菌種(P.g菌、T.d菌、T.f菌)です。
位相差顕微鏡で確認できるのはT.d菌のみで、P.g菌とT.f菌は非常に小さい桿菌なので顕微鏡では判別できません。
そのためにリアルタイムPCR法による遺伝子診断が必要になります。
リアルタイムPCR法では、どの歯周病菌がどれだけいるかはっきりと数字で示されます。

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