Periodontal disease

砂糖が歯周病にも良くない5つの理由

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砂糖は虫歯だけでなく、
歯周病にも良くない。
そして、
身体にも良くない。
砂糖が虫歯の原因となることはご存知の方も多いでしょうが、
虫歯だけでなく歯周病にも良くないのです。
さらに、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校:University of California, Los Angeles)の
栄養学者 ナンシー・アップルトンは、
砂糖の過剰摂取が引き起こす146もの害を発表しています。

砂糖は虫歯・歯周病の
原因となります

虫歯の原因はです

その酸の多くは砂糖を虫歯菌が分解することによってできます。
砂糖を控えれば虫歯は激減します。
しかし、砂糖は虫歯だけでなく歯周病にも良くないのです。

糖(特に砂糖)+虫歯菌=酸(多くの虫歯の原因)

砂糖が歯周病に良くない5つの理由

  • 歯周組織を糖化させる(劣化させて弱らせる)
  • DFTを逆流させる(酸と歯周病菌を引き寄せる)
  • 食いしばりを引き起こす(歯周組織へのダメージ)
  • 知覚過敏を引き起こす(歯磨きの障害)
  • 細菌を活性化させる

歯周組織を糖化させる

砂糖はタンパク質と結合して、歯周組織(歯肉・骨)を糖化させてしまいます。糖化は酸化と共に老化の原因です。
歯周組織(歯肉・骨)に糖化が起こると、歯周組織が劣化して歯周病が進行しやすくなります。

健康な骨のモデル、糖化した骨のモデル

骨をシロップに漬けておくと、糖化が起こり骨が劣化します

糖+タンパク質+糖化(老化の原因)

DFTを逆流させる

歯は常に内側から外側へと液体が染み出ており、その仕組みをDFT(象牙質内の液体移送システム:Dentinal Fluid Transport」と呼びます。
正常時は歯の内側から外側に液体が流れており、酸(虫歯の原因)も歯周病菌(歯周病の原因)も寄せ付けません。
しかし、砂糖を摂取するとDFTが逆流して、酸と歯周病菌を引き寄せます。すなわち、虫歯と歯周病が進行しやすくなります。

DFTの流れが正常

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  • 虫歯の抵抗性
  • 歯周病の抵抗性

DFTの逆流を
引き起こすスイッチ

  • 砂糖の摂取
  • ストレス
  • ビタミン、ミネラル不足
  • 運動不足
  • 薬剤の服用
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視床下部に悪影響し
逆流を起こすと...

DFTの流れが異常

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  • 虫歯の進行
  • 歯周病の進行
  • HYS(知覚過敏)

DFT(象牙質内の液体移送システム)
とは

アメリカ・ロマリンダ大学のラルフ・スタイマン博士とジョン・レオノーラ博士が発見した象牙質内の液体移送システム(Dental Fluid Transport:DFT)。
ネズミの腹腔に「放射性同位元素」と呼ばれる物質を注射し、それが体内でどのように流れていくのかを調べた。
わずか6分でエナメル象牙境に達し、1時間もしないうちにエナメル小柱間から歯の表面に出てくることを確認した。
歯の内側から外側へと常に液体が染み出ていることから、歯は単なる石のような塊ではなく、隅々まで栄養が行き届く機能を備えた臓器だということが分かる。

  • 食いしばりを引き起こす

    砂糖の過剰摂取による低血糖で食いしばりを引き起こすと、歯周組織に過度の力がかかり、ダメージを与える原因になります。

  • 知覚過敏を引き起こす

    DFT:Dentinal Fluid Transport(象牙質内の液体移送システム)の逆流は知覚過敏の原因にもなります。
    さらに、露出した歯根表面が脱灰して知覚過敏となり清掃不良につながります。

  • 細菌を活性化させる

    口腔内にいる細菌は糖により活性化します。細菌が活性化するこで、歯周病や虫歯を進行させる原因になります。

砂糖の過剰摂取は
全身の健康に
様々な害を引き起こします

糖質の過剰摂取は炎症をもたらし、AGEs(終末糖化物質)という恐ろしい物質を蓄積させます。その後、さまざまな生活習慣病を引き起こしていきます。
栄養学的には、精製された糖質や糖質の摂り過ぎ、トランス脂肪酸、人工甘味料、加工食品等は禁忌です。
ぜひ、健康・美容のために糖質の過剰摂取に気を付けましょう。

UCLA栄養学者
ナンシー・アップルトン 
砂糖の害146

  • 免疫を低下させる

    ミネラルのかかわり合いを狂わす

    子どもたちに多動性、不安、集中欠如、イライラをもたらす

    胃がんのリスクを増やす

    感染症への防御作用が低下

    組織の弾力性・機能の消失

    HDLコレステロールを減らす

    クロム欠乏を導く

    卵巣がんを導く

    空腹時血糖を上げる

    アルツハイマーに

    カルシウム・マグネシウムの吸収阻害

    視力を低下させる

    神経伝達物質であるドーパミン、セロトニン、ノルエピネフリン濃度の上昇

    低血糖症を引き起こす

    消化管の酸性化

    アドレナリン濃度を急激に上昇する

    機能性腸疾患の患者で吸収不良がよく起きる

    老化の原因

    アルコール依存症に導く

    虫歯になる

    肥満になる

    クローン病や潰瘍性大腸炎のリスクを増やす

    胃や十二指腸の潰瘍の人によく見られる

    関節炎に

    喘息に

    中毒性がある

    胆石に

    心臓病に

    虫垂炎に

    多発性硬化症に

    デンプンよりも、血流の脂肪を2~5倍増やす

    静脈瘤に

    てんかん発作に

    歯周病に

    骨粗しょう症に

    唾液の酸性度に貢献

    インスリン感受性の低下に

    血中ビタミンEの低下

    成長ホルモンを減少させる

    コレステロール値を増やす

    未熟児に与えると二酸化炭素生成に影響を与える

    眠気を増やし、活動の低下

    AGEの増加に

    砂糖水の静脈栄養摂取をすると脳に酸素を遮断する

    食物アレルギーに

    糖尿病に

    妊娠中毒症に

    子どもの湿疹に

    心血管疾患に

    DNAの構造を傷つける

    タンパク質の構造を変容させる

    コラーゲンの構造を変容させる

    白内障に

    肺気腫に

    アテローム性動脈硬化症に

    砂糖摂取が増えると、必須栄養素の摂取が減ってしまう

    体内の生理的ホメオスタシスを損なう

    酵素機能の低下

    パーキンソン病に

    タンパク質の作用を永久的に変化させる

    肝細胞分裂させ肝臓肥大に

    肝臓の脂肪を増やす

    腎臓を肥大し、腎臓の病理学的な変化をおこす

    すい臓にダメージをあたえる

    体液貯留を増やす

    便通の一番の天敵

    近視に

    毛細血管の裏側を傷つける

    腱をより脆くする

    偏頭痛や頭痛を引き起こす

    女性にすい臓がんを引き起こす

    子どもたちの成績に悪影響を与え、学習障害を引き起こす

    肝腫瘍に

  • 脳のデルタ、アルファ、シータ波を増やす

    うつ病に

    中性脂肪を大幅に増やす

    消化不良に

    痛風のリスクを増やす

    複雑な炭水化物摂取量で耐糖能異常をひきおこす

    高糖質食は低糖質食に比べインスリン応答を

    高精製の糖質食は学習能力を低下させる

    脂肪やコレステロールを処理する能力の低下

    銅欠乏

    血小板粘着を引き起こす

    ホルモンバランスを崩す

    腎臓結石に

    視床下部を余計に刺激

    めまいに

    フリーラジカルと酸化ストレスの原因に

    末梢血管疾患者は高スクロース食により血小板粘着を増やす

    胆道がんに

    がんのエサに

    妊娠中の高糖質食は胎児発育遅延に妊娠期間が短くなる

    消化管を通る時間が短くなる

    砂糖が二次胆汁酸を増やし、これががんの原因となる化合物や結腸がんをつくる

    男性にエストラジオールを増やす

    ホスファターゼと結合し壊す

    胆のうがんのリスク因子

    カンジダ症に

    アルコールと同様に興奮させる

    PMSを悪化させる

    収縮期血圧値を増やす

    砂糖摂取を減らすと、感情を安定させる

    痔に

    砂糖の急激な吸収は、肥満者に過剰な食物摂取を促進する

    ADHDをより悪化させる

    尿中の電解質組成に悪影響をあたえる

    副腎機能に影響を与える

    健常者に異常な代謝プロセスを誘導し、慢性変性疾患を促進する

    タンパク質吸収の阻害

    高スクロース摂取は肺がんのリスク因子

    ポリオのリスクを増やす

    経口避妊薬投与の人に血糖やインスリン反応を高める

    肥満の人に高血圧を引き起こす

    集中治療室で、砂糖制限すると命を救う

    細胞死を誘導する

    食事量を増やす

    少年更生キャンプで、砂糖を減らすと44%も反社会的行動が低下した

    前立腺がんを引き起こす

    新生児の脱水症状

    若い男性にエストラジオールを増加させる

    低出生体重児の原因に

    統合失調症にも関係

    血流中のホモシステイン濃度を上昇させる

    乳がんのリスクに

    小腸のがんのリスク因子に

    喉頭がんを引き起こす

    塩分や水の摂取の誘導

    軽度の記憶喪失に

    LDLコレステロールを増やす

    食事のトータル量が増える

    新生児に砂糖を与えると、その後スクロースを優先的に好むようになる

    便秘の原因に

    静脈瘤に

    糖尿病前症や糖尿病の女性に脳障害を引き起こす

    胃がんのリスクを増やす

    メタボの原因に

    妊娠女性には、胚(受精卵)に神経管欠損を増加させる

    喘息の要因に

    過敏性腸症候群に

    報酬系に影響をあたえる

    直腸がんの原因に

    子宮内膜がんの原因に

    腎細胞がんの原因に

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