Care dentistry

予防管理型歯科医療のススメ

*

「治療中心型歯科医療」から
「予防管理型歯科医療」へ
シフトすることを
お勧めします
原因不明の病気が多く存在しますが、虫歯と歯周病は原因が解っています。
意識を高く持ち「予防管理型歯科医療」にシフトすることで、虫歯と歯周病は防ぐことが出来ます。
また、歯科領域は全身の健康にも影響します(メタボリック・ドミノ)。
口腔内の健康だけでなく生涯の身体の健康のためにも、
痛くなってから歯科医院へ行く「治療中心型歯科医療」から、
徹底的に原因を除去して維持管理していく「予防管理型歯科医療」へのシフトが重要です。

「治療中心型」と
「予防管理型」歯科医療

歯科治療の「3STEP」

  • Step1
    原因の除去
  • *
  • Step2
    治療
  • *
  • Step3
    維持管理

「治療中心型歯科医療」と「予防中心型歯科医療」では、
治療内容の比重が大きく異なります。
それは、治療を受けに歯科医院に行く「目的」からそもそも違うためです。

  • 治療中心型歯科医療

    悪くなってから、痛くなってから
    歯科医院に行く

    Step2:治療が最重要
    悪循環:負のスパイラル
    虫歯治療をしてもどんどん再発する
    歯石を取っても歯周病が治らないどころか悪化していく
  • 予防管理型歯科医療

    痛くならないように
    歯科医院に行く

    好循環:正のスパイラル
    虫歯治療後、再発しない
    歯石を取ると歯周病が改善していく

予防管理型歯科医療のメリット

  • 治療費、治療の苦痛、障害で失う歯の数、治療時間、治療回数が減る
  • 生活の質が上がる

辛いこと、嫌なことが激減して、
QOL=生活の質が向上します

正しい予防とは?

*

辛い治療の繰り返し…
どんどん歯が抜けていく…
『悪循環』から抜け出す方法
予防をすれば治療が減ります。ただし、正しい予防でなければなりません。
例えば、ただ歯石を取っても予防とはなりません。歯周病の予防のために3カ月に1回歯石取りに通っても、歯周病がどんどん悪くなってしまう方がいます。それは間違った予防だからです。

「原因の除去が出来ていない」すなわち「歯周病の原因である歯周病菌が除去できていない」のに定期的(数カ月に一回)に歯石取りに行っても、歯周病予防の効果は得られないのです。歯周病の原因は歯石ではなく歯垢(プラーク=細菌の塊)です。磨き残しである歯垢(プラーク=細菌の塊)がたくさんある状態で歯石を取っても、原因の除去が出来ていないので歯周病が治らないばかりか歯周病菌が全身に波及してしまいます。

虫歯と歯周病の原因は?

虫歯と歯周病の原因

虫歯の原因は糖を虫歯菌が分解して出来る酸です。歯周病の原因は歯周病菌です。
原因不明の病気が数多くある中で、虫歯と歯周病は原因が分かっているのですから、これらをコントロールすればいいのです。
糖と虫歯菌と歯周病菌をコントロールすることが大切です。

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  • 辛い治療の繰り返し…、どんどん歯が抜けていく…
  • 正しい予防で『悪循環』から抜け出しましょう!!

日本と海外の
歯科医療への意識の違い

日本とアメリカの
歯科治療の内訳

  • 日本の歯科治療:治療中心型歯科医療
  • アメリカの歯科治療:予防管理型歯科医療

日本は先進諸外国に対して歯科医療の受診率が極めて低く、総受診人数の約8割が治療のための受診です。さらにその治療のための受診の7割が再治療のための受診という結果です。
日本では患者さんの予防に対する意識が低く、痛くなってから歯科医院に行く傾向にあり、医療者においても、予防やケアに重きを置かない傾向にあります。このことが再治療の繰り返しという現状を引き起こしています。
痛くなってから歯科医院に行く、悪循環の日本型の治療中心型歯科医療から悪くならないように予防、ケアをしていく欧米型の予防管理型歯科医療にシフトし、再治療を減らすべきです。

予防への意識で変わる残存歯数

「8020運動」をご存知でしょうか?平成元年から厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳まで20本歯を残そう」という運動です。自分の歯でしっかり噛んで食事するためには20本の歯が必要と言われていますが、8020運動が始まった当初、日本人の80歳での残存歯数は20本には到底及ばない数でした。

30年で日本の残存歯数が10本UP
30年前8020運動が始まった当時に、
スウェーデンは既に達成していた。
スウェーデン人やアメリカ人が特に歯が丈夫なわけではありません。スウェーデン・アメリカは、当時既に予防管理型歯科医療がメジャーとなっていました。歯に対する意識の違いが、残存歯数に現れているのです。
30年間で、日本国民の80歳時の
残存歯数の平均が10本増えた!
30年間で日本人の歯が丈夫になったわけではありません。
日本でも啓蒙活動により、歯に対する意識が高くなったのです。(TVCM「芸能人は歯が命!」)

予防歯科は今、
始めるべき

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今から「予防歯科」を始めることで、未来に残すことが出来る歯の本数を変えることができる。

過去は変えることが出来ませんが、未来は変えることができます。
今から「予防歯科」を始めることで、
未来に残すことが出来る歯の本数が変わるのです。

CURE/CARE

CURE:治療 から
CARE:ケア に変えることが
歯を残すために大切
あなたは80歳になった時に何本歯が残っていると思いますか?
これから先、何本歯が抜けると思いますか?
歯が抜けていくときの痛みや辛さを想像してみてください。
抜いた後に、入れ歯やインプラントを入れた不自由さを想像してみてください。
実際は、想像を絶する辛さ、不自由さです。
痛くなってから歯科医院へ行く「治療中心型歯科医療」から、徹底的に原因を除去して維持管理していく「予防管理型歯科医療」へのシフトが重要です。
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