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Case

THP認定衛生士による症例

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当医院には9名の歯科衛生士が
在籍しています。
内4名が、歯周病治療の
高いスキルと知識を身につけた
THP認定の歯科衛生士です。

担当:林

Case 1

慢性歯周炎

歯周内科後の再発に対するTHP

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症例

患者様情報

患者
K・Yさん 女性 58歳 
専業主婦
主訴
  • 歯周病
  • 不良補綴物
歯科的現病歴
10年来メンテナンスに通っていたが入院によって1年程メンテナンスが継続できなくなり再発
既往歴
頚嚢摘出手術(経皮)

当院での治療歴

2009.10.27
歯周内科(ハリゾン、ジスロマック)、
パーフェクトぺリオ
2009.11.21~
不良補綴物の除去修復治療、
紹介他院での自費根管治療
2011.11.27~
2012.1.10
ポリリン酸によるホワイトニング
(6回コース)
その後、定期的にパーフェクトぺリオ水によるメンテナンス
2014.2.10
3DSトレーセット
(コンクールジェルにて)
2015.1.16
右上7(上顎左側第2大臼歯)の腫れ➡抜歯(固い物の咀嚼により動揺)
その後、上記の入院によってメンテナンスが途絶えた
2017.6.10
急患にて再来院➡左下6(上顎左側第1大臼歯)、左下7(上顎左側第2大臼歯)
番歯肉が腫れ痛みがある➡咬調
2017.6.28~
SPTⅡにてメンテナンスしていたが改善せず、新たに治療計画を立案
以下が治療の結果

診断と治療計画

  • *

    治療前の口腔内写真

  • 歯根が割れている抜歯適応の歯

    治療前のレントゲン写真

診断
慢性歯周炎
治療計画:THP8回コース(SRP6回)
  • 口腔内の基本清掃の見直し
  • 歯周病菌のTHP7回での再除菌、SRP
  • BOPの改善、ポケット検査値の改善、歯周病菌の改善

治療の結果

歯周組織精密検査表の改善

  • 20190325
    • PCR(磨き残し):6.5%
    • BOP(出血):5.6%
    • 4~6mm(歯周ポケットの深さ):23.5%

    磨き残し、出血、排膿、深い歯周ポケット、歯の動揺が少し見られます。

  • 20190717
    • PCR(磨き残し):10.2%
    • BOP(出血):0%
    • 4~6mm(歯周ポケットの深さ):14.8%

    磨き残し、出血、歯周ポケットの深さ共に数値が下がり、歯周組織が改善されたことが解ります。

オーラルクロマ比較による
口腔内細菌の産生する
悪臭ガス(口臭)の低減

  • 初診時
  • 再終

    THPでの除菌後、一時的に数値が上昇しました。

  • 再評価

    一週間後、口臭の数値が減少しました。

口臭を少し感じていたが、THP治療から1週間後、細菌が産生する口臭ガスの硫化水素・メチルメルカプタンの発生が減少しました。

位相差顕微鏡像の改善
(細菌レベルの改善)

  • 初診時 悪玉細菌優位

    活発に動くスピロヘーター(らせん菌)や運動性桿菌などの悪玉細菌が多く見られます。

  • 治療後 善玉細菌優位 THP前

    悪玉細菌が激減して活動性も低くなり、日和見菌、善玉細菌が増えてきました。

  • 治療後 善玉細菌優位 THP後

    悪玉細菌が激減して活動性がさらに減少し、日和見菌、善玉細菌が多く占めています。

遺伝子検査リアルタイムPCR法の改善(遺伝子レベルの改善)

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重度の歯周病の原因となる3菌種(P.g菌・T.d菌・T.f菌)のレッドコンプレックス合計が基準値を大幅に超えていましたが、治療後の合計値が大幅に減少して基準値以内に治まりました。同じく基準値を超えていた極悪細菌(F.n菌)も基準値以内まで下がりました。

レッドコンプレックスとは

歯周病菌極悪3菌種レッドコンプレックス

重度の歯周病に影響があると言われている歯周病極悪3菌種(P.g菌、T.d菌、T.f菌)です。
位相差顕微鏡で確認できるのはT.d菌のみで、P.g菌とT.f菌は非常に小さい桿菌なので顕微鏡では判別できません。
そのためにリアルタイムPCR法による遺伝子診断が必要になります。
リアルタイムPCR法では、どの歯周病菌がどれだけいるかはっきりと数字で示されます。

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